「一戸建て」と「マンション」高齢者が住みやすいのはどっち?
老後の生活は「快適に」「楽しく」「元気に」とイキイキした生活を誰もが望みます。
住宅の選択によってそれぞれ生活スタイルは変化します。
一戸建てとマンション双方の暮らし方を考えてみましょう。
・高齢者の生活
老後の住宅には必ずと言っていいほど求める点があります。
まずは「住みやすさ」、これに付随して「安全な家」が挙げられます。
どうしても運動能力の低下や、体調の変化は生まれてきます。
如何に身体にかかる負担を軽減できるか、また万が一の体調不良などのときにも、自分たちで生活が成立できる環境作りが必要だと思います。
・段差が少ない
こちらは双方に該当するポイントです。
居室内、内外玄関など、極力段差が少ないことが望ましいです。
年齢を重ねてくると、少しの段差でも気を使いますし、体力も使います。
廊下に手すりを設けたり、細かいところでいえばフローリングやお風呂の床などは滑りにくい素材を採用するなど、いわゆる「バリアフリー」を意識した家づくりが要所要所で必要です。
・間取りの違い
一戸建て住宅では日本のお家の8割以上が2階建てです。
建物の大きさ自体はゆったりと確保できますし、子供や孫たちが遊びに来た時も宿泊する部屋も確保できます。
普段の生活でみると屋内に階段があり、上下階の移動に負担はかかってきます。
洗濯物の干し場所も2階になってくるので少し大変です。
これは平屋住宅などの検討で問題は解消されるかもしれませんね。
・拠点内で生活が成立する
最近見られるマンションのメリットです。
高層階が居宅、低層階がテナントスペースといったマンションが増えてきています。
テナントと言っても様々で、コンビニや飲食店、スポーツジムは目にすることが多いと思います。
近年では「シニア向けマンション」といった分野も広く展開されるようになってきました。
高層階の居宅、低層階にはラウンジ、食事処、介護スペースといったマンション自体のコンセプトがはっきりしている物件が人気を博しています。
従来の高層階へのエレベーターの移動、買い物などの負担がこういった物件により解消されてきています。
マンションについては高齢者の方向けの物件が注目されていることもあり、需要が高まっている傾向にありますが、一戸建てでも「バリアフリー住宅」の提案は各社積極的に提案しています。
家族間での相談をしっかりして、安心して暮らせるお家を選択しましょう。