注文住宅の間取り

注文住宅での間取りの考え方です。
ハウスメーカーによってはかなり個性的なコンセプトで提案しているメーカーもあります。
いくつかに分けて注文住宅と間取りについて解説していきます。

・完全自由設計
基本的にはこのコンセプトで提案しているメーカーが主流です。
土地の選定が完了したらプランをおとしていきます。
建物形状から間取りまで、すべていちから作り上げていきます。
このとき各メーカーごとに設計基準が設定されています。
構造によっては対応が難しい間取りもあるので、希望を告げる中でも、優先順位はある程度自分たちの中で決めておきましょう。

・規格型（パッケージ型）
一見建売のようなイメージもありますが、少し考え方は変わります。
坪数やコンセプトにあわせて「Aプラン」「Bプラン」といったプラン集が用意されています。
利点でいえば低価格でしょう。
間取りが設定されている分設計検討費が不要となります。
構造仕様も大きく変わらず住み心地に影響は出ないので、間取りに大きなこだわりが無ければ、予想以上に予算は削減できます。
間取り自体も構造に影響が出ない部分であれば、軽微変更が可能なのもメリットですね。

・複数世帯プランの検討
近年では「二世帯住宅」の需要も高まっています。
中々建売住宅などで二世帯住宅は見受けることはありません。
部屋数や設備、完全分離型の計画であれば玄関ドアも2つ必要な場合があります。
世帯数やプランの検討に柔軟に対応できるのは、やはり注文住宅のハウスメーカーになってくるかと思います。
二世帯住宅と言えど夫婦、両親、子供たちの年齢によっても必要なスペースは変化してきます。
担当さんにもしっかりこの部分はお伝えしましょう。

構造によっては「間取りの自由」の概念も変わってきます。
木造軸組み、木質パネル、重量鉄骨、軽量鉄骨。必要な柱や壁の数も変化してくるので、間取りに影響が発生します。
可能不可能の部分はしっかり確認しましょう。