売りやすいのはどっち?一戸建てとマンション
会社の転勤や両親との同居、様々な理由によって引っ越しをしなければならない状況になることもあります。
住まいが賃貸であれば特段困ることはありませんが、持ち家であれば「売却」を考えなければいけません。
購入した時も計画に時間がかかるものですが、売却も同様です。
売却を始めるにあたり準備が必要です。
手続きの始め方と売りやすさを考えて行きましょう。
・誰に相談?
宅建業法上、免許を所持していなければ一般の方が売却活動を行うことはできません。
まずは近くの不動産屋さんに相談してみましょう。
・物件査定
まず初めに実際の売却希望物件の調査が必要です。
現地に業者と向かい物件の状況確認を行います。
建物の劣化状況や修復が必要かどうかのチェック、周辺環境など、確認する項目はいくつかあります。
・査定金額の提示
業者の査定が終わると、査定価格を提示してもらいます。
耐久年数に対しての物件の状況、近隣エリア地価相場、実際の市場に出ている坪単価などから査定額が算出されていきます。
・販売価格の確定
実際の査定額が提示されたら、市場にだす金額を決めていきます。
最終的には所有者の方の意向で金額は確定します。
あくまで査定額は売却にあたり指標となる金額になります。
・一戸建ての場合
「耐用年数」という建物の価値を判断する基準があります。
木造住宅で22年と言われています。
築20年を超える建物になってくると、建物価値としては満たされない部分があるので土地代=販売価格となる傾向にあります。
しかし都心部では一戸建ての住宅用地が困窮しているので需要はあります。
建物代までは望めませんが、市場価格より土地代を高めに設定しても売却はスムーズにいくケースもあります。
・マンションの場合
マンションの耐用年数は47年(鉄筋コンクリート造)といわれています。
一戸建てと比べると倍以上です。
しかしマンションでは建て替えは不可能なので、住むにあたっては修繕は必須です。
修繕費(リフォーム)を見越したときに年数=売却価格とはなりずらいです。
リフォーム後引き渡しであったり、金額交渉が発生することが多いです。
ただ、マンションは駅近物件も多く立地条件によっては高単価で販売しても需要があります。
年数とエリアとバランスを考えながら売却額を確定すると良いと思います。
どちらが一方確実に売りやすいというのはありませんが、どちらの計画にしても、物件の状況と価格のバランスがうまく売却する近道かもしれません。